任意売却の際の引っ越し費用について

公開日:2022年10月04日

コラム4

住宅ローンの返済にお困りで任意売却をする際に、引っ越し費用を用意するのが困難な方も、多いのではないでしょうか。
しかし、任意売却の際には、引っ越し費用が出るケースもあるのです。
今回は、東京都町田市で不動産の売却を検討中の方に向けて、任意売却の際に、引っ越し費用が出るケースと出ないケースについてご紹介します。

任意売却の際は競売と違って引っ越し費用が出るの?

任意売却とは、住宅ローンの支払いが困難になった場合に、物件を売却して売却資金で住宅ローンの返済をおこなう方法です。
競売の場合は、差し押さえられた物件を売却するため、相場価格より低い金額で売却することになります。
一方、任意売却の場合は、相場価格に近い金額で売却できます。
債権者にとって、競売よりも任意売却のほうが回収できる金額が多くなるため、売却資金のなかから引っ越し費用を出してもらえるケースもあるのです。
引っ越し費用の相場金額は、10万円~30万円程度です。
ただし、必ず引っ越し費用が出るわけではありませんので、注意しましょう。

任意売却の際に引っ越し費用が出るケースと出ないケース

任意売却の際、引っ越し費用を出すことは、債権者の善意であり義務ではありません。
そのため、引っ越し費用が出るか出ないかは、債権者との交渉次第とも言えます。
任意売却の際に引っ越し費用が出るケースでは、以下の点がポイントです。
手元に引っ越し費用がないことを理解してもらう
引っ越し費用を出すことは、債権者の善意であり義務ではないため、どうしても引っ越し費用の捻出ができないことを、債権者に理解してもらうことが必要です。
債権者との信頼関係を大切にする
引っ越し費用を出してもらうためには、債権者に不快感を与えないことや迅速な対応を心がけるなど、債権者に信頼してもらうことが大切です。
なお、引っ越し費用を出してもらえないケースは、次のようなケースです。

 

 

1.引っ越し費用を貯蓄から捻出できるとみなされるケース

2.身内に金銭的に頼れるケース

3.換金できる車や家財などを所有しているケース

 

このようなケースでは、引っ越し費用が自助努力によって用意できるとみなされるため、出してもらうのは難しくなるでしょう。
引っ越し費用が出るか出ないかは、債権者に理解が得られるかや交渉次第とも言えます。
「必ず引っ越し代を捻出します」などという不動産会社には、注意しましょう。

 

まとめ

任意売却の際は、引き渡し日までに引っ越しを済ませることが必要です。
引っ越し費用を用意するのが難しく、債権者に引っ越し費用を出してもらいたい場合は、引っ越し費用の捻出が困難であることを理解してもらうことが大切です。
私たち「ホームリーダー町田支店」では、東京都町田市を中心に不動産の売却をサポートしております。
空き家・空き地の処分や相続した物件についてのお困りごとも、お気軽にお問い合わせください。